ソルティードッグ
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 構想そのものはもっとも古く、1980年代にまで遡ります。
ガンダムでいうところの旧式ザクのような機体として、スコープドッグの前身機にあたる機体を構想したのが最初です。
「スコープドッグ」とATの名称になるくらいなのだから、それ以前のATはスコープが装備されていなかったか、あったとしても洗練されていない単眼ぐらいだったのではないかと考え、また、その頃に購入したホビージャパンの別冊ボトムズのOVA設定資料のなかにあったバララントの作業ATを見て、ガラスキャノピーも“アリ”だなと思い、まだ記憶に新しかったソルティック(ラウンドフェイサー)から着想を得たのがこのATで、その名も“ソルティードッグ”です。
(この名前にニヤリときたあなた、アルコールはほどほどに。)
この機体は私にとっての“野望のルーツ”ですが、ようやく完成にこぎつけた時には、スコープドッグ以前の旧式機と設定されているものがいくつか登場していて、どの機体もスコープをバッチリと装備しているので、設定に関しては宙ブラリンな状態です。
キット付属の頭部とくらべるとかなり頭でっかちになっているので、
スコープドッグをベースに、戦後の民需拡大を目的に生産されたので、搭乗した際のコックピットの閉塞感・圧迫感を和らげるためにガラスキャノピー型ヘッドを採用して、戦争再開とともに徴用されて武装を施した、あるいは、民間防衛組織や抵抗組織の支援のための簡易生産型機体といったところでしょうか?
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製作ポイント
1.頭部周辺
 ヘッドはバルディから流用し、左右の丸い窓のモールドをドリルで
 削り取り、あいた穴にHアイズを埋め込みます。
 バーニアセットから手頃な大きさのノズルを装着してマウス部分を
 製作、モビルスプリングにてパイプを再現。
 ハッチにあるインテイクはパテで埋めました。
2.腕部
 肩の装甲は、タートルやトータスの座席をベースにプラ版を貼り
 あわせて製作。
 アームパンチの薬莢排出口のモールドは削り落としています。
3.武装
 ミサイルポッドはインステッドの純正ダグラムパーツから、
 バックパックはRSCから、銃は1/144ガンダムのビーム
 ライフルから流用しています。

写真撮影の際に頭部のクリアーパーツを際立たせるため、カラーリングはグリーン系を使わず、24部隊風に青系で塗ろうかとも考えましたが、そうすると武器の雰囲気から違和感を感じてしまうので、考えあぐねた末にバルディのカラーを参考に、ライトブルーをメインにシルバーでアクセントをつけました。
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バルディのクリアーパーツとHアイズ、異なる部品なので色映りはどうなのかと思いましたが、ほぼ同色でカラーに違和感がなく、
助かりました。

(第1稿:2005年06月20日)