sozobo独り言2:「ラウンドムーバーの記憶」
1/60スケールボトムズキットの記念すべき第1号がラウンドムーバーな訳ですが、発売当初は「AT VARIATION」と銘打たれていたので、「(スコープドッグの)バリエーションというよりは、標準だろ!!」という厳しい
ツッコミにさらされた為かはさだかでありませんが、ブルーティッシュドッグやレッドショルダーなどの他キットがすみやかに補充されているなか、このラウンドムーバーだけが当時利用していたお店で見かけることはありません
でした。 その頃は、コレクションの一つとして揃えておきたいなと思う程度で、「取り寄せてもらってでも欲しい!」という
ほどでもなく、また、テレビ本編は終了していてもOVA製作をきっかけに再販されたりしていたので、「そのうち店頭に並ぶだろう」と思っていたら、やがて店頭からボトムズの「ボ」の字すら見かけない状況になりました。
こうなると今度は何がなんでも欲しくなり、進学等で行動範囲も広がったことから、売れ残りや再販の兆しはないかと立ち寄れるプラモ店に何度も足を運ぶなど、ほうぼうを捜しまわったのですが、みつかりません。
2、3年の歳月が流れた1989か1990年頃、何度か立ち寄ったことのある駅前のデパートにて、待ちくたびれたような
へこみだらけの箱に入ったラウンドムーバーをついに発見、やっと入手することができました。
それから数年後、ふたたび 1/60スケールボトムズと遭遇するのですが、かつては入手するのに不自由することが
なかったターボカスタムやマーシィドッグを見ることは無く、あれほど苦心して追い求めたラウンドムーバーばかりが並ぶ陳列棚を見て、時の流れの皮肉を感じました。
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